多島海上国立公園に指定されている紅島(ホンド)の紹介です。島には約270種の常緑樹と、170種余りの動物が生息していて、自然の宝庫となっています。島全体が天然記念物に指定されていて、草1本、石ころ1つを持ち帰ることも禁じられています。大葉風蘭の自生もあります。
島の名前の由来は、『島が紅色の石から出来ているため』とか、『日が暮れる時間に、島全体が赤く染まる』ことから、紅島という名前が付いたとされています。
登山は禁止されていますが、遊覧船に乗ると、奇岩怪石と青い森が調和されている『紅島33景』と称される景色が見学できます。 地図で調べますと、小黒山島のほうが、やや西に位置しているようですが、この紅島もほぼ同じ経度にあります。韓国では、一番西側にある島です。言葉を代えますと、日の出の時間が韓国で一番遅く、また一番遅く日が沈む島と言えます。
散策コースでは、自然保護センターらしき建物横の展望台からの眺めが一番です。眼下に桟橋が一望でき、湾に浮かぶ大小の船を遠望することもできます。さらに遠くへ目をやれば、海上に突き出した奇岩の数々の眺望もできます。東側へと続く島の山並みも、視界に入ってきました。記念撮影のスポットとして、最適です。
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